2012 味噌
今年もこの季節がやってきました。
味噌仕込み。
大豆1kg 米麹1kg 塩500g
これを1単位でつくるのですが、今年は倍量仕込みました。
1単位で家族が食べる半年分の味噌をまかなえますので、今年はほぼ自家製味噌だけでまかなえる計算。
味噌つくり、案外簡単ですよ。豆を煮てつぶし、麹と塩を混ぜたものと一緒にして団子をつくり、壷に押し付けるようにして重ねるだけです。
まず、大豆を一晩浸水し、指でつぶせる硬さまでゆでます。このゆで汁は、あとで硬さを調節するのに使うので少しとっておきます。
フードプロセッサでがががーーーっと。
ペースト状にすると、豆の粒が残らない味噌になります。わたしは味噌汁を作るときは味噌漉しは使わないので、ここは大事♪
正式にはAspergillus oryzae(アスペルギルス・オリザエ)といいます。ニホンコウジカビ。白カビの一種なんですね。よく見ると、米の周りがうっすら白いんですよ。食べると甘いです。
○○○○○○○○○○○○←こんな感じでつながっているでんぷんを。。。
○○ ○ ○○ ○○○←こんな風に切るのがAspergillus oryzae。
○はブドウ糖です。
私達の舌はでんぷんは甘く感じないけれど、○(ぶどう糖)や○○(ショ糖)のような構造なら甘く感じるんです。だから、かじってみると甘いの♪
そして、大豆のタンパク質も分解しちゃうAspergillus oryzae。
優秀な子です〜。
お酒だって醤油だって、この子が居なくちゃどうにもなりません。この子を継承してきた日本人のすばらしさよ!
さっきペーストにした大豆と塩きり麹をよく混ぜて、おにぎりくらいのお団子を作っておきます。
こういう作業があっちこっち同時進行です。
夜中に孤独にやる作業です。そのほうが集中できるし、邪魔も入らないから〜〜
仕込みの琺瑯容器に団子を貼り付けるように重ねていきます。
空気が入らないように。。。。
夏ごろには味噌になります。
時々天地返しをします。
2月っていつも忙しいんですけれど。
毎年ちょっと無理して作ってしまう味噌です。
今年も無事仕込めました。よかった。
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