ユモレスク

子供たちは鈴木メソッドという教材でバイオリンを練習しています。
私自身もこの楽譜で楽器を習いました。

自分→娘→息子

と、3回この教本に向き合った訳ですが。
キーポイント、というか、試練、になる曲がいくつかあるように感じています。

1曲目は3巻「ユーモレスク」。
2曲目は4巻「2つのヴァイオリンのための協奏曲2nd」
3曲目は6巻「ラ・フォリア」

有名で憧れる曲である面白さと、テクニックが一段上がる苦悩ですね...。

息子8歳は、今、ユモレスクで苦しんでます。母も苦悩しています。

まず第一に、この曲は、大きな転調が2回あるのです。
フレットのないヴァイオリンにとって、これは悩ましい事です。頭のなかがごちゃごちゃになるんですね。。

そして、とうとうヴァイオリンの試練「ポジション移動」が始まりました。

バイオリンを押さえる左手の位置を変えて、より高い音にチャレンジして行く第一歩です。

転調があってただでさえ混乱し、定まらない指の位置に、手の場所が移動する訳ですから。。そりゃ大変だわ。

...と、20年前の私に言ってあげたい、と、息子をみていて思う私です。

20年前、バイオリンを某有名交響楽団の奏者に習っていた私は、その幸運も理解せず、このユモレスクに半年近くを費やす先生を恨んで、ちょっと泣きましたわ..。
先生、ごめんなさい。いまなら先生の愛が解りますわ..。くすん。

そして、休符やrit(リタルダンド)など、音楽性もぐっと豊かになる曲なんですね、ユモレスクは。

毎朝、母の罵声が響く我が家ですが、どうかこの曲を息子が乗り越えられますように☆
この先には、無限の音楽の原野が広がっているのだぞ〜〜がんばれ。





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