期せずして、浮世絵Yearだった今年

昨日、夫に休暇をとってもらい、上野の国立西洋美術館へ行く予定でした。
今、上野にはゴヤの「着衣のマハ」が来ています。ずっと行きたかったんですが、大学が忙しくてなかなか行けなかったのです。

子供たちを学童へ送り、親も準備万端。
ドアに鍵をかけて出かけようか..というそのとき。

思い出した!!!

「上野の森って、そういや月曜は一斉に休館日ではなかったか....?」
ええ、そうなんです。月曜の上野は、国立博物館も、国立科学博物館も、東京都美術館もみーーーーんなお休み。確か動物園はやっていたかも、、?でも寒いよ〜。旧岩崎邸もやっていますが、行ったことあるしなあ。


前にも何度か同じ状況に陥った事がある私たち。いい加減に学習しなさい〜〜!とセルフ突っ込みです(涙)。

どうしようーー。どこいくのーーーー。
慌てて検索して行き先を検討する私たち。

そして、たどり着いたのがサントリー美術館。六本木で再開発の防衛庁跡地のビルに入ったんですね☆ 今、広重の「東海道五拾三次之内」すべてが展示されているのです。

「殿様も犬も旅した 広重・東海道五拾三次 ― 保永堂版(ほえいどうばん)・隷書版を中心に ―」展

わあ、これも面白そう♪

六本木...すごい都会ですね〜〜。おしゃれでびっくり。
ちょっとのぞいたアクセサリー屋さんの、かわいいてんとう虫のペンダントトップが、2万7千円とかで、げーーーー高っ!!!って思ったら。

なんと27万円でした〜〜〜〜〜(笑)ひゃー。



ところで、今年はこれで浮世絵を見るのは3回目。
2011年年始は、国立博物館へ出かけ、特別公開していた葛飾北斎富嶽三十六景」を。
春先には写楽を。
そして今回、東海道五拾三次之内で〆となりました。

どの展示会も、積極的に行く!!というよりは、ほかの展示のついでだったり、昨日のように代替案で出かけたり。
でも、今までイメージでしかなかった浮世絵がとっても身近になりました。

北斎も広重も、江戸版「地球の歩き方」だったのね。と実感。
特に東海道五拾三次之内には、各地の名物や土産品や観光名所が描かれていて面白いです。民衆の表情も豊かで、庶民の暮らしが手に取るようです。喧嘩してる人や、客引きの遊郭の女たちや、子犬が喧嘩していたりとか...(猫はあんまり出てこないのが不思議)。ばたばたしした江戸時代の日常がなんだか微笑ましい。
終点の京都三条大橋も、今の感じが何となくあったり。

写楽は、構図のインパクトがすごかったけれど、その輝きのある絵はほんの一時期。
謎の多い浮世絵師だったと言うのが納得でした。




帰り道、地下鉄を途中下車して千駄木の「露地」へ。
都会の中にポッコリと現れた古民家のカフェです。

古い建物がそのままイタリアンのお店に改修されていて、とってもおしゃれでしたよ♪
お料理については、また後ほど。

そのあと、夫とゆっくりお正月用の日本酒を選んで帰宅。

マンションの踊り場から、きれいな夕日と富士山です。まるで浮世絵みたい?(笑)




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